2008年11月18日
失点率
PLAY BACKは一時お休みです。
アジアシリーズで再び「失点率」という言葉を耳にすると思わなかった。
2勝1敗で3チームが並んだアジアシリーズは、失点率で1位の西武と2位の統一が決勝戦に進んだ。
どのスポーツにおいてもリーグ戦において勝ち点や勝敗が並んだ場合の順位決定方法は様々である。殊に野球の「失点率」かなり特殊である。
WBC、五輪、アジアシリーズで採用されているこの制度は、コールドや延長が頻繁に起こる野球の性質から、単純に数字の増減だけでは判断できない要素が多々あるため、「率」を使っているみたいである。
これもコールドゲームだとイニング数が少なくて圧勝なのに失点率が高い、みたいなケースや、サヨナラ勝ちだけどそのまま攻撃して大量点を取れば相手との失点率が下がる、みたいなケースも考えられるので決して万能ではない。
しかし好ゲームと呼ばれる試合がロースコアに多い野球では、なかなか競技の本質を捉えた制度と考えられなくもない。
少なくとも野球の面白みをスポイルするものではない気がしている。
ちなみに失点率でも差がつかない場合は自責点、打率、出塁率、長打率の順番らしい。
なんどもあらゆるところで書いているのだが、サッカーにおける得失点差という制度は、個人的にはあまり好きではない。
同じ3点差でも「3-0」と「6-3」では、ほとんどの場合「3-0」のサッカーのほうが勝利チームがいい試合をしたと言えると思う。
しかし順位をつける上では「6-3」のほうが上にきてしまう。なんかいつも納得がいかない。
基本的にフットボールは、オフサイドという反則があることが示すとおり、もともとあまり点が入らない(というより入らないようにしている)スポーツである。
点が入らないスポーツであるからこそ、点を入れることを評価しているのかもしれない。
ラグビーでも4トライ以上を取ると、通常の勝ち点以外にも勝ち点がもらえる。
しかしながら経験上、点が入りすぎるフットボールは大味で面白みがない。
そう考えると、得失点という順位決定方法は、フットボールの魅力を若干奪っている気がする。
ここは欧州カップのように当該チーム同士の成績で…
と思っていたのだが、面白いものみつけました。
http://www.soccerdays.com/reading/football_columns/2004/0227.html
「ゴールアベレージ」という考え方は、得点もそうだが、失点も重みを持つ算出方法になっている。
「3-1」や「4-2」のケースでは、「3-1」のほうが優れているということになる。
1失点あたりのゴール数を出しているので「3-1」のほうは『3点』。「4-2」のほうは『2点』となる。
算出は難しいかもしれないが、得失点差よりははるかにいいイメージになりそうなきがしている。
ただ短期のリーグ戦には向かないですね。たぶん。
いずれにしても、順位決定方法はその競技にあわせ、かつその競技の本質を邪魔しないような順位決定方法をぜひ考えてほしい。
そういえば特殊なレギュレーションでやる地域リーグ決勝大会はもうすぐだ。
あらためてそんなことを考えていた。
アジアシリーズで再び「失点率」という言葉を耳にすると思わなかった。
2勝1敗で3チームが並んだアジアシリーズは、失点率で1位の西武と2位の統一が決勝戦に進んだ。
どのスポーツにおいてもリーグ戦において勝ち点や勝敗が並んだ場合の順位決定方法は様々である。殊に野球の「失点率」かなり特殊である。
WBC、五輪、アジアシリーズで採用されているこの制度は、コールドや延長が頻繁に起こる野球の性質から、単純に数字の増減だけでは判断できない要素が多々あるため、「率」を使っているみたいである。
これもコールドゲームだとイニング数が少なくて圧勝なのに失点率が高い、みたいなケースや、サヨナラ勝ちだけどそのまま攻撃して大量点を取れば相手との失点率が下がる、みたいなケースも考えられるので決して万能ではない。
しかし好ゲームと呼ばれる試合がロースコアに多い野球では、なかなか競技の本質を捉えた制度と考えられなくもない。
少なくとも野球の面白みをスポイルするものではない気がしている。
ちなみに失点率でも差がつかない場合は自責点、打率、出塁率、長打率の順番らしい。
なんどもあらゆるところで書いているのだが、サッカーにおける得失点差という制度は、個人的にはあまり好きではない。
同じ3点差でも「3-0」と「6-3」では、ほとんどの場合「3-0」のサッカーのほうが勝利チームがいい試合をしたと言えると思う。
しかし順位をつける上では「6-3」のほうが上にきてしまう。なんかいつも納得がいかない。
基本的にフットボールは、オフサイドという反則があることが示すとおり、もともとあまり点が入らない(というより入らないようにしている)スポーツである。
点が入らないスポーツであるからこそ、点を入れることを評価しているのかもしれない。
ラグビーでも4トライ以上を取ると、通常の勝ち点以外にも勝ち点がもらえる。
しかしながら経験上、点が入りすぎるフットボールは大味で面白みがない。
そう考えると、得失点という順位決定方法は、フットボールの魅力を若干奪っている気がする。
ここは欧州カップのように当該チーム同士の成績で…
と思っていたのだが、面白いものみつけました。
http://www.soccerdays.com/reading/football_columns/2004/0227.html
「ゴールアベレージ」という考え方は、得点もそうだが、失点も重みを持つ算出方法になっている。
「3-1」や「4-2」のケースでは、「3-1」のほうが優れているということになる。
1失点あたりのゴール数を出しているので「3-1」のほうは『3点』。「4-2」のほうは『2点』となる。
算出は難しいかもしれないが、得失点差よりははるかにいいイメージになりそうなきがしている。
ただ短期のリーグ戦には向かないですね。たぶん。
いずれにしても、順位決定方法はその競技にあわせ、かつその競技の本質を邪魔しないような順位決定方法をぜひ考えてほしい。
そういえば特殊なレギュレーションでやる地域リーグ決勝大会はもうすぐだ。
あらためてそんなことを考えていた。
Posted by scrumhalf at 01:08│Comments(0)
│スポーツ全般