2009年08月09日

ビバ!アンテロープ【観戦記】

アップセットは完了寸前だった。

雨で思い通りにプレーできないピッチ状態。会場の雰囲気、微妙な判定に不思議なスターティングメンバー。
リーグを下降線で終わった山雅と、最終戦で昇格を決めて勢いにのるアンテロープ。
アップセットが起こる可能性は十分だった。
後半20分前後のアンテロープの二度の決定的なチャンスが決まっていれば、おそらく30日のピッチには赤いユニフォームが立っていただろう。

後半36分に左サイドから今井がドリブル突破し、混戦からも強引に折りかえしたボールを木村がDFに当てながらも押し込み同点。そして39分にカウンターから左サイドに流れた木村から鐡戸へマイナスのクロス。これをダイレクトでシュートし逆転。
最後は地力と体力で上回った山雅が辛うじて差しきった。

収穫は竹内。
ケガで出遅れていたが昨年後半と同じセカンドトップで起用されると、ヘディングやらボールを引き出す動きで貢献。
竹内は体型からは想像できないが、ヘディングが上手く起点となれるポテンシャルがある。
彼の調子が戻っていることは大きな収穫。パルセイロ戦に相性がいいこともチームでの重要度が増しそうだ。

疑問はあのスタメンであの配置で戦うのはなぜだったのか。
今はシステムありき、ということが優先されているようだ。北村の良さがあまり出ていなかった気がする。
あのメンバーなら3トップでやるなりの工夫があっても良かった気がする。


冒頭にアップセットと書いたが、試合を見ていると番狂わせとは言えない感じがしたのも事実。
まあ、この試合が14日のヴァリエンテ戦で出なかったのをプラスに考えよう。

第14回 長野県サッカー選手権大会 準決勝
松本山雅FC 2-1 FCアンテロープ塩尻
2009.8.8 at Alwin(726人)



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Posted by scrumhalf at 11:17│Comments(0)松本山雅FC


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