2003年02月24日
アメフトラグビー('03日本選手権決勝)
日本選手権のNECのプレーを見てて思ったのは、「アメフトのようだ」。
NECのプレーは、アメリカンフットボールのように徐々に陣地を進めてプレーをしているようだった。自陣からはキックで陣地を回復し、相手ボールの時は一メートルでも相手を進ませないことを徹底する。サントリーのようにボールを何度も確保しながら相手のディフェンスを崩す攻撃型のチームに対し、NECのプレーは防御型のチームだ。そして同じ様な対戦となった02年のアメフトのスーパーボウルは、ディフェンスに定評のあるタンパベイ・バッカニアーズが勝利を収めている。
NECにアメフトをイメージした理由はもう一つある。展開ラグビーを志向し早いテンポで攻撃するサントリーは、ゲーム序盤から同じテンポで攻撃を続けていた。最後まで、同じ様に。自陣では陣地の回復を念頭に、相手陣ではFWを中心にという攻撃を徹底していたNECが、たった一度だけテンポを変えたのが逆転をトライを生んだシーンだった。あの時だけは、サントリーも少し戸惑ったはずだと思う。
アメフトの場合はシーズンに1度あるかないかのようなスペシャルプレーを練習する。機会がないかもしれない、残りワンプレーの相手のキックオフでタッチダウンを取らなければ敗北するというようなケース。そうした想定をして練習している。
NECはそんなスペシャルプレーを披露するかのように、今年の日本選手権の決勝で、NECとして初めて決勝で、突然にプレーのスピードをあげた。キックオフのボールを確保したあとに。
ふいに数年前NFLプレーオフで、相手キックオフからデザインされていたであろう平行パスで逆転タッチダウンを勝ち取ったシーンを思いだした。それがNECにアメフトを連想させた理由である。
NECの戦い方が日本代表にフィードバックされることはないだろう。サントリーの目指すラグビーのほうが、ファンの共感も独自性も打ち出せるかもしれない。
しかし今日のNECの戦いは、そんな流れの中忘れかけていたゲームコントロールの重要性を思い出させてくれた。ゲームの展開によってはスピードを落とすことも上げることも必要だということ。準決勝でPGを積み重ねていった戦いも含め、NECのアメフト的な戦いは今の日本チームの中では、少し古くさくて新鮮であった。
NECのプレーは、アメリカンフットボールのように徐々に陣地を進めてプレーをしているようだった。自陣からはキックで陣地を回復し、相手ボールの時は一メートルでも相手を進ませないことを徹底する。サントリーのようにボールを何度も確保しながら相手のディフェンスを崩す攻撃型のチームに対し、NECのプレーは防御型のチームだ。そして同じ様な対戦となった02年のアメフトのスーパーボウルは、ディフェンスに定評のあるタンパベイ・バッカニアーズが勝利を収めている。
NECにアメフトをイメージした理由はもう一つある。展開ラグビーを志向し早いテンポで攻撃するサントリーは、ゲーム序盤から同じテンポで攻撃を続けていた。最後まで、同じ様に。自陣では陣地の回復を念頭に、相手陣ではFWを中心にという攻撃を徹底していたNECが、たった一度だけテンポを変えたのが逆転をトライを生んだシーンだった。あの時だけは、サントリーも少し戸惑ったはずだと思う。
アメフトの場合はシーズンに1度あるかないかのようなスペシャルプレーを練習する。機会がないかもしれない、残りワンプレーの相手のキックオフでタッチダウンを取らなければ敗北するというようなケース。そうした想定をして練習している。
NECはそんなスペシャルプレーを披露するかのように、今年の日本選手権の決勝で、NECとして初めて決勝で、突然にプレーのスピードをあげた。キックオフのボールを確保したあとに。
ふいに数年前NFLプレーオフで、相手キックオフからデザインされていたであろう平行パスで逆転タッチダウンを勝ち取ったシーンを思いだした。それがNECにアメフトを連想させた理由である。
NECの戦い方が日本代表にフィードバックされることはないだろう。サントリーの目指すラグビーのほうが、ファンの共感も独自性も打ち出せるかもしれない。
しかし今日のNECの戦いは、そんな流れの中忘れかけていたゲームコントロールの重要性を思い出させてくれた。ゲームの展開によってはスピードを落とすことも上げることも必要だということ。準決勝でPGを積み重ねていった戦いも含め、NECのアメフト的な戦いは今の日本チームの中では、少し古くさくて新鮮であった。
Posted by scrumhalf at 16:19│Comments(0)
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