モチベーション

scrumhalf

2008年12月09日 02:35

モチベーションの差とは恐ろしい。
特に失うものが何もないチームはやりづらい。

明治は大学選手権出場も逃し、四年生最後の公式戦となった。
ラストゲームという舞台に、伝統の早明戦。
両校には早明戦にあこがれて入学した生徒もたくさんいるはず。
特にここ最近早稲田に水をあけられていた明治には、早稲田よりも早明戦に強い思いを持っている人が多かったのかもしれない。

一方の早稲田はこの後に大学選手権が控えている。
しかも前日に帝京大が対抗戦の優勝を決めていたため、優勝と言うモチベーションがなくなっていた。
さらに最近の早稲田には早明戦よりも全国大会や日本選手権に見据えた選手が多いだろう。
そんな差が出たのかもしれない。

NHKの解説の浜本さんは「明治はよく走れている」と何度も言っていたが、モチベーションの差が運動量に表れたのではないかと思う。
ハンドリングエラーの多かった早稲田にも助けられて、9年ぶりの早明戦勝利となった。

惜しむらくは明治の荒いプレーが多かったこと。
ハイタックルが2本に密集でのSHへの早い飛び出しなど、いくつかイエローが出るかと思ったシーンがあった。早稲田にもきついハイタックルがあったが、複数回あったことを考えると明治のほうが罪が重いように感じた。

やはり早明戦は何かがある。やっぱり対抗戦は目が離せない。

2008年 関東大学対抗戦Aグループ 第14節
明治大学 24-22 早稲田大学
2008.12.7 at National Stadium(25,710人)

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