今日の審判は斎藤智閣が好きだったのだろうか。
なぜか智閣が絡むプレーは、すべて斎藤有利と言えるくらいだった。
山雅びいきでも長野びいきでもなく「斎藤びいき」。
と言いつつもそれを差し引いても今日の斎藤の出来は出色だった。
今日の先発が納得のプレー内容。
中盤の段階で起点を潰せたのは今日のキーポイントだった。
今日のMVP。
前半は山雅がリーグ戦でもなかったくらいのいい入り方だった。
欠けたのは得点だけ。
簡単にボールをはたく大西のボランチは、なかなかの発見だった。
後半はボールポゼッションで山雅、決定的チャンスでパルセイロという展開。
特に後半は原でなければというようなセーブ連発。
お互いゴールを割れずに延長戦へ。
そしてジェットコースター山雅劇場開幕。
そもそもあんな位置でボールを奪われてはDFは大変。
今日のPKは判定もディフェンス的にも仕方なし。
あの位置でボールを奪われた今井(だと思ったが)は、罰金罰走もの。
あとで挽回したものの、それでOKというわけではない。
それにしても原のPKストップは見事。
実はキッカー土橋の時点で、ある程度は予想はできたとはいえ、すべてにおいて存在感を示した。
そのPKストップのプレーから今井のドリブルで相手を退場に追いこむ。
さらにそのFKを鐡戸が直接蹴りこみ均衡を破る。
ホームダービーと続けて直接を蹴りこむ技術と精神力に脱帽。
前半の鈴木のイエローが勝負の鍵を握りそうな気はしたが、まさか延長に発動するとは思わなかった。
いずれにしても数分間の「ジェットコースター」で山雅が勝利。
二年連続の天皇杯優勝。
今日の勝利に関しては内容も評価できる面が多かったので、誇りを持って代表と言える。
これで9月に天皇杯に進出。FC刈谷との対戦。
そしてその先は言わずもがな。
その経験をつめるだけでも、昇格に向けては大きな追い風になりそうだ。
第14回 長野県サッカー選手権大会(天皇杯予選) 決勝
松本山雅FC 1(ex)0 長野エルザSC
2009.8.30 at Alwin(4,263人)